FWおよびUTMの試験について簡単に記載します。
これがすべてではないので、あくまでも参考としてお考え下さい。
1.FWおよびUTMの試験方法
(1)設定の目視確認
設計書と実機を見比べる目視確認により、設定パラメータやポリシーの確認をする
(2)実地試験
pingで実際に通信させたり、攻撃をしかけるなどして試験をする
2. 試験内容
(1)基本機能の試験
・ネットワークの設定
・DNS、NTPなど
(2)通信試験
FWの各セグメントから、ポリシー通りに通信ができるか、および禁止されている通信が拒否されるかを確認する。
(3)UTM試験
・AV
→eicarによるテスト
http://www.viva-fortigate.com/archives/av
・IPS
→SQLインジェクションの攻撃を入れてみる、またはURLに/etc/passwdをつけてみる。
https://www.viva-fortigate.com/archives/ips
・URLフィルタ
・アプリケーションコントロール
など
(4)侵入テスト、脆弱性試験
①ポートスキャン
空いているポートを確認
・nmapの場合
Linuxにてnmapをイントール
yum install nmap nmap 203.0.113.212 #このIPの空いているポートを探す。 #または、以下のようにオプション-sSをつけるとステルススキャン nmap 203.0.113.212 -sS #結果は以下のような感じ。 PORT STATE SERVICE 21/tcp open ftp 22/tcp open ssh 80/tcp open http 443/tcp open https #なぜかFTPがいつも空いていると表示される。
・telnetコマンド
Linuxなどでやるか、または、PCにてtelnetclientを有効にする。
プログラム>プログラムと機能>Windowsの機能の有効化または無効化>Telnet Clientを有効に
telnet 203.0.113.212 21 #ポート番号を指定して接続接続できれば空いている。
②ツールによる試験
Nessusなどを使って、簡易なプラットフォーム診断
(5)各種管理機能の試験
・SNMPによる管理
・ログが取得できているか など
(6)冗長化試験
切り替わり、切断時間、セッションの維持ができるか
切り戻りについても確認(多くは、自動切り戻りしない設定にしているはず)